日本グループホーム学会に参加しました

6月29,30日の二日間、久留米市民会館で第10回日本GH学会が開催され、参加しました。

1日目は1部「知ってみよう 混ざり合う暮らし」というテーマで4つのGHの取り組みが報告されました。
GHの形態が、同居タイプやコレクティブハウスタイプなど、また、「困った人の申し出は絶対断らない」として
どんなお困り事も受け入れながら、現行法では給付の対象とならないサービスも提供し、
多彩にサービスを広げてったホームなどの話が聞けました。
2部「こんな暮らしをしたい!を実現するために」では入居者ご本人が自分たちの暮らしや思いを語られました。
Eテレやバリバラでおなじみの玉木幸則さんのコーディネートの技で、核心を突くそれぞれの「思い」が聞けたように思います。
特に印象に残っているのは、就労し、GHに住まいながらも、親ごさんの患った身体を思いやり、でも年に数回しか帰宅しない、という青年のお話、
入所施設から出てGHに入居して1年、自由を楽しんでいるが将来、自信がついたらアパートで一人暮らしをしたいと語った女性のお話。

2日目は
「全国のホームの研究報告」「自立支援法から総合支援法へ!どう変わる障害者の暮らし」
「水害にどう備える?水災害の実例から」
という3つの講座・シンポが行われ、どれも大変勉強になりました。

今の障害者のGHは、生活保護水準以下の暮らしを維持しているという報告には心痛みました。1割は生活保護受給者であるけれど、9割が障害年金だけで生活している実態報告でした。
詳細については、学会HPに後日PP資料が掲載されるとのことなので、それを待って詳しく見てみたいと思います。

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